あくまでも体感的な話だが、例年なら両国橋よりも上流のほうにオオバンが多かったような気がするのだが、今年は日本橋川や亀島川もオオバンだらけだ。
ダイサギなどのサギの仲間やユリカモメなどは、顔は綺麗だったり可愛かったりするが思い切り肉食なので、ボラやハゼをつかまえて(当たり前だが)生でムシャムシャ食べているのを見るとかなり下品で獰猛な感じでちょっと引く。
それに比べてオオバンは「可愛い顔」とは違うかもしれないが、基本は水草などの草食、あるいは昆虫食のようで少し上品で優しい感じがする。
そんなオオバンにとって嬉しいのは干潮の時間。それまで水面下にあった石組などが姿を見せるので、同時に食べ物もたくさん出現するのだ。オオバン振舞いというところか。そんな食事の風景を撮ってみた。場所は豊海橋の下の護岸。
オオバンはクイナの仲間
ちなみに、オオバンは見かけはカモっぽいし、泳いでいる姿はカモそのもののようだが実はカモの仲間ではなくて(ヤンバルクイナとかと同様)クイナの仲間。正式には「ツル目クイナ科オオバン属」になるのだそうだ。
クイナは総じて飛ぶのが苦手だそうで、そういえばオオバンも水面をバシャバシャバシャと忍者のように水面走行をするのはよく見かけるが、上空を飛んでいるのは見たことが無い。でも渡り鳥のはずなので、単に飛ぶのが苦手/嫌いというだけで、飛ぼうと思えばちゃんと飛べるのかな。
あと、陸に上がったオオバンはたしかにあまりカモっぽくは無い。しかもなんだかゴムっぽい。。。モフモフ感とは真逆な感じ。
何かに似ている
昔、初めてオオバンを見たときの感想で、あまり誰にもわかってもらえないのだが、「顔が似ている」というか、「イメージがそっくり」なのだ。どうだろうか・・?